口腔から全身の健康づくりを目指して

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ごあいさつ

日頃より、学校歯科保健活動の推進向上にご尽力いただいております学校歯科保健関係者の方々に、心より感謝を申し上げます。

さて、第87回全国学校歯科保健研究大会が『口腔から全身の健康づくりを目指して』を主題に、『「いただきます 人生100年 歯と共に」つなぐ、子どもたちの未来へ』を副題とし、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターにおいて開催されますことを大変光栄に存じます。
この「いただきます 人生100年 歯と共に」という標語は、一昨年度の日本歯科医師会主催のもと実施された歯・口の健康啓発標語コンクールにおける最優秀賞作品で、昨年度の歯と口の健康週間の標語となったものでございますが、この作品が大阪市の中学生の作品でもあることから、副題として採用させて頂いております。

本大会は、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の大会として、万全の感染対策を講じ、参加者の安全確保に努め、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催いたします。会場で行う開会式、特別講演、シンポジウム等は同時にライブ配信を行い、領域別研究協議会は、事前に収録しオンデマンド配信をいたしますので、5領域全ての発表を視聴していただく事が可能であります。

口腔の健康が全身の健康につながるとし、高校生までの学校歯科健診を全世代に広げ国民の健康維持、健康寿命の延伸となるべく、経済財政運営と改革の基本方針2023(骨太の方針2023)の中に「生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた取組の推進」が記述されました。

人生100年時代といわれる中、乳幼児期から高齢期までのライフステージにおける適切かつ効果的な歯科疾患の予防、生涯を通じた口腔健康管理は不可欠です。
複雑また多様化する子供達の健康課題を解決するために、我々は大会を通じ、健康教育への取組みなど全国に力強く発信できればと考えております。

大阪は長い歴史を持ち、商業の中心であるとともに独自の伝統と文化を持ち、気さくさと笑いと人情に溢れ、若者たちの活気が感じられる街であります。どうかお時間が許せば、大阪の町の持つ色々な顔に触れていただければと思います。全国からたくさんの方々のご参加を心からお待ちしております。

大阪府学校歯科連合会
一般社団法人大阪府歯科医師会

会長深田 拓司